2025年春のNHK連続テレビ小説「あんぱん」がスタートし、注目の女優・松嶋菜々子さんが主人公・柳井嵩の母親、登美子役で出演しています。これまでの清楚で上品なイメージとは一線を画す“自分本位な母親”という難しい役どころに挑戦し、視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。
あえて脇役で挑む母親役に高まる注目
松嶋菜々子さんといえば、これまで多くのドラマや映画で主演を務めてきた名女優です。大河ドラマ「どうする家康」では家康の母を好演し、高い評価を得ました。娘を海外留学させるほど教育熱心な母親として知られる彼女が、今回は主演ではなく脇を固める立場で、しかも“愛されない母親”という難役に挑戦しています。
松嶋クラスの女優があえて脇役に回るという選択は、年齢に応じた役柄の幅を広げた「新たな境地」とも言え、多くの視聴者や関係者から注目されています。
初回から異彩を放つ濃い化粧と派手な着物姿
登美子は、母親でありながらも“母性”ではなく“女”の顔が前面に出たキャラクターとして描かれています。初登場から派手な着物に濃い化粧という出で立ちで、画面越しに強烈なインパクトを残しました。
視聴者からは「想像以上にクセのある役」「松嶋菜々子にこんな一面があったとは」と驚きの声が上がっており、役柄の振り切り方が称賛されています。
息子を置いて再婚する衝撃の展開に反響
2025年4月2日の放送では、登美子が再婚のために息子・嵩を柳井家に残し、自ら家を出るという衝撃の展開が描かれました。これまで優しげな態度を見せていた登美子が、自分の人生を優先して息子を置き去りにするという冷たい選択をしたことで、視聴者の心に強い印象を残しました。
ネット上では「母親らしさが感じられないのがリアル」「突き放されたようで見ていて切なかった」といった声が上がっており、登美子という人物に対する賛否が分かれる展開となっています。
視聴者の心を揺さぶる微妙な表情と空気感
登美子という役柄の魅力は、単に冷たい母親というだけでなく、その裏にある複雑な感情や葛藤を内包している点にあります。松嶋さんは、言葉数は少なくとも目線や表情、空気感で登美子の心の揺れを表現しており、その繊細な演技力に引き込まれる視聴者が続出しています。
無言のシーンでも心を動かす演技は、さすが松嶋菜々子さんと言えるでしょう。
新しい松嶋菜々子像が生まれた朝ドラ出演
これまでの“美しく気品ある女性”というイメージに加え、「あんぱん」では新たに“自分の欲望に正直な女性”“人間味ある母親”という一面を見せた松嶋菜々子さん。その大胆な役作りと振り切った演技は、確実に彼女のキャリアにおける大きな転機となっています。
今後の登美子の再登場や、物語の中でどう影響を残していくのかも含め、引き続き注目が集まります。
まとめ
松嶋菜々子さんが演じる登美子は、優しさと冷たさが同居する複雑な母親像として、多くの視聴者の心に強く残る存在となりました。「あんぱん」での演技は、これまでの松嶋さんとは異なる新たな表現であり、彼女が女優としてさらなる高みへと進んでいることを実感させます。今後もドラマとともに、その演技に注目していきたいところです。
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